歯ぐきの形、色を整えられるって本当!?

歯科コラム COLUMN

歯ぐきの形、色を整えられるって本当!?

歯科医院で「レーザー治療」って何するの?では、歯ぐきの形を整える「ガムシェイプ」や、歯ぐきの黒ずみを改善する「ガムピーリング」という施術があることをお伝えしました。最近では、歯の色や歯並びだけでなく、歯ぐきの美しさにも気を遣う人が増えていますので、今回はこの2つの施術について詳しくご説明していきましょう。

ガムシェイプ(歯肉の整形)

ガムシェイプはレーザーや電気メスで歯ぐきをカットして、不揃いな歯ぐきのライン・形を美しく整える施術です。麻酔を使うので痛みはなく、施術後に腫れたり傷跡が目立ったりすることもありません。施術は1回で終わるケースが多く、費用も比較的安価なため気軽に受けることができます。

歯ぐきのラインがきれいになる!

魅力的な口元の条件の一つとして、「歯ぐきのライン(ガムライン)がきれいに揃っていること」が挙げられます。ガムシェイプで歯と歯ぐきの境目のラインを整えることで、全体的にバランスのとれた口元を手に入れることができます。ガムラインが不揃いな方だけでなく、歯が小さい(歯が埋まっている・歯ぐきが被っている)方にもおすすめ。歯ぐきをカットすることで、歯そのものを自然な大きさに見せることができます。

歯ぐきが見えすぎる「ガミースマイル」を改善できる!

笑ったときに歯ぐきが目立つ「ガミースマイル」を改善しよう!でもお伝えしたように、ガミースマイルを改善するためには、矯正治療や抜歯などの他に、ガムシェイプが選択されるケースもあります。ガミースマイルの程度にもよりますが、歯ぐきを切除することで歯ぐきの見える部分の幅が狭まり、口元の印象が自然になります。

ガムピーリング(メラニン除去)

黒ずんだ歯ぐきを健康的なピンク色にできる!?でも解説していますが、ガムピーリングとは、メラニン色素が沈着して黒ずんでしまった歯ぐきを、血色のいいピンク色に戻す施術のこと。「歯ぐきのホワイトニング」とも呼ばれています。ガムピーリングは、レーザーを用いる「レーザーガムピーリング」と薬剤を使用する「ケミカルガムピーリング」の2種類があり、歯科医院によって採用している方法は異なります。

レーザーガムピーリング

レーザーガムピーリングは、歯ぐきの黒ずみ・シミにレーザーの光を照射してメラニン色素を除去する施術です。歯肉表面の一層だけに作用して、選択的にメラニン色素を除去できるのが特徴。1回の施術で健康的なピンク色の歯ぐきを取り戻すことができます。

ケミカルガムピーリング

ケミカルガムピーリングは、歯ぐきに薬剤を塗布して歯ぐきの表面をピーリングする(剥がす)方法。施術直後は歯ぐきが白くなりますが、1週間ほどで膜が剥がれて歯ぐきが生まれ変わります。注意点を挙げるとすれば、施術中・施術後にヒリヒリとした感覚があること。また、希望の色になるまでに複数回の施術が必要になる場合もあります。

グラントウキョウスワン歯科・矯正歯科 院長より

口元を美しく見せるには、歯の色や形だけでなく、歯ぐきの色や形も見逃せないポイントになってきます。ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療で歯の色や歯並びを改善することに加え、レーザー治療で歯ぐきをきれいにすることも、美しい口元をつくる重要な要素になるということですね。歯と歯ぐきとの調和がとれた口元になれば、笑顔の印象もアップするはず。歯ぐきのお悩みは「ガムシェイプ」や「ガムピーリング」で解消して、魅力的な笑顔を手に入れませんか?

次回の歯科コラムは、5月9日(月)の公開を予定しております。ぜひお楽しみに。