きれいな前歯で笑顔の印象アップ~ラミネートベニア・部分矯正~

歯科コラム COLUMN

はじめに、「笑顔」に関する興味深いアンケート結果をご覧ください。

異性に魅力を感じるのはどちらか? どちらが素敵な笑顔と感じるか?

■2010年7月に全国の10代~50代の男女計1,000人を対象に実施された「全国1,000人意識調査」(日本臨床矯正歯科医会)
■参考URL:http://www.jpao.jp/trendwatch/vol07/

約68%の人が、異性の整った顔立ちより「素敵な笑顔」に魅力を感じており、約78%の人が、
歯を見せない笑顔より「歯を見せた笑顔」に魅力を感じていることが分かります。
また、別のアンケート結果になりますが、「口元の印象を良くすることで笑顔の魅力は何割増しになると思いますか?」
という質問では、平均で「3割増し」という結果が出ています。
口元、そして笑顔が与える印象は非常に大きいということを表していますね。

前歯に自信がありますか?

口元の印象のなかでも特に重要なのが、いちばん目立つ場所にある「前歯」です。前歯の汚れや形、並び方で笑顔の印象は大きく変わります。今回は、その前歯に着目して、きれいに見せるための治療方法を2つご紹介しましょう。

ラミネートベニア

ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削って、薄い板状のセラミックを貼り付ける施術です。
2~3回の通院で手軽に歯の色や形を整えられるのが利点で、歯の着色や歯の表面のデコボコ、
軽度のすきっ歯などを改善できます。
ホワイトニングでは歯を白くできない場合も、ラミネートベニアならきれいな白い歯が手に入ります。

ラミネートベニアは、「すぐに割れたり、剥がれたりしてしまうのでは?」
という不安があるかもしれませんが、約250kgもの接着力が認められており、セラミックは天然歯と
同等の強度・耐久性がありますので、簡単に割れたり、外れてしまうことはありません。

部分矯正(MTM)

文字どおり、部分的に歯を移動させる施術のことで、前歯だけ歯並びを整えることも可能です。
ラミネートベニアほど手軽ではありませんが、全体矯正に比べて治療期間が短く、治療費も安く済みます。
全体矯正は1年半~2年半ほどかかりますが、部分矯正なら3~6ヶ月ほどで治療が終わるのが一般的です。

部分矯正ができない場合もあります。

前歯だけ歯並びを整えたいとき、部分矯正は候補の一つに挙がりますが、重度の凹凸や噛み合わせの
バランスによって、部分矯正が難しいケースもあります。

歯並びや噛み合わせは、全体として初めて重要な働きをするものですから、
上下・全体で一つのものとして考えなければいけません。
見た目は前歯だけの問題でも、歯並び全体を移動させないと改善が難しいこともありますので、
部分矯正を受ける際は、まず全体の診断を受けることが大切です。

インビザライン・ライト~マウスピースでできる部分矯正~

これまでの矯正治療は、銀色のワイヤーを付けて歯並びを整えるワイヤー矯正が主流でしたが、
近年では、透明なマウスピースを付けて歯並びを改善する「インビザライン」を選ぶ方が増えています。
>> インビザラインの詳細はこちら

インビザラインには、軽度の歯並びの乱れに適した「インビザライン・ライト」というものがあります。
噛み合わせなどを総合的に診断し、ごく一部の矯正治療で問題ないケースでは、このインビザライン・ライトで
部分矯正ができます。
透明のマウスピースを使うため目立たず、他人に気づかれにくく、取り外しもできるため、
歯磨きや食事の際に不自由を感じることもありません。

インビザライン治療をお考えの方は、まずクリンチェック(治療経過・治療結果のシミュレーション)を受けてみることをおすすめします。
>> クリンチェックのサンプルはこちら