よくある質問集(インプラント治療)

歯科コラム COLUMN

インプラント治療は、一般的な歯科治療に比べると治療費も高額になりますし、治療期間も長くなります。そのため、インプラント治療を受けたくても不安が先立ち、なかなか治療に踏み切れない方も少なくないはずです。こちらのページでは、そんなみなさまのため、インプラント治療に関するよくあるご質問にお答えしています。以下に記載のない不安や疑問にも丁寧にお答えしますので、インプラント治療をご検討のみなさまはお気軽にご相談ください。

インプラント治療Q&A

Q:自分の歯のように見えると言いますが、本当ですか?人に気付かれることはありませんか?

A:インプラントの人工歯はセラミック製であり、周囲の歯と違和感なく溶け込み、まるで自分の歯のように見えます。また、インプラントはアゴの骨にしっかり固定されるので、入れ歯のバネのような支えが一切ありません。ですから、大きく口を開けるとバネが見えてしまうといったこともありません。


Q:年齢制限はありますか?

A:インプラント治療に特別な年齢制限はありません。ただし、インプラントを埋入した部分は骨の成長が妨げられるので、発育過程の若年者にはインプラント治療を行わないのが一般的です。


Q:高血圧なのですが、治療を受けられますか?

A:高血圧の方であっても体力的な問題がなく、重度の心臓疾患やその他の慢性病などを患っていない場合には、治療を受けていただくことができます。全身疾患をお持ちの方は、一度ご相談いただくといいでしょう。


Q:インプラントはどのくらい持ちますか?

A:インプラントは毎日のブラッシングと、歯科医院での定期メンテナンスをきちんと行っていれば、半永久的に機能させることができると言われています。患者様のお口の状態やメンテナンス状態によりますので「何年間は絶対に持つ」と断言はできませんが、15年を過ぎても90%以上の方が問題なく使用しているという報告があります。


Q:金属アレルギーはありませんか?

A:インプラントはチタン製です。チタンは金属のなかでも体内で炎症を起こしにくい金属であり、きわめて安全です。整形外科手術の骨の固定などにも使用されていますので、金属アレルギーのご心配はいりません。


Q:歯がまったくなくてもインプラント治療は受けられますか?

A:歯がまったくない場合でもインプラント治療によって歯の機能を回復させることは可能です。失った歯の本数分だけインプラントを入れる方法もありますが、費用や体への負担を抑えることができることから、6~8本程度のインプラントを上下のアゴに埋め込み総入れ歯を固定する方法をおすすめしています。


Q:入院は必要ですか?

A:基本的に入院の必要はありません。手術前の準備や手術後に休んでもらう時間を含め、朝からの手術の場合は遅くとも昼過ぎ、午後からの手術の場合には夕方にはお帰りいただけます。


Q:痛みはありますか?

A:局部麻酔をして手術を行うため、通常は痛みは感じません。手術に対して恐怖心の強い方に対しては、うとうと眠ったような状態になる「静脈内鎮静法」などを併用し、気分の落ち着いた状態で手術を受けていただくこともできます。手術後1~2日は、腫れや痛みを感じる場合がありますが、傷口の治癒とともに次第に治ります。


Q:費用はどのくらいですか?

A:具体的な金額は症例によって異なりますが、平均するとインプラント本体は1本あたり20万円ほどで、インプラントの上に付けるアバットメント(土台)と人工歯も20万円くらいかかります。
なお、インプラント治療は医療費控除の対象になり、申請することで所得に応じて一部還付されますので、場合によってはインプラント治療費の総額の半分以下の自己負担で済むこともあります。


Q:むし歯や歯周病があっても治療はできますか?

A:まずはむし歯や歯周病の治療を優先して行い、完治してからインプラントの手術を行います。


Q:他院にてインプラント治療を断られました。当院でも無理でしょうか?

A:お口の状態を診てみないとお答えできませんが、おそらくアゴの骨の量が足りない・痩せているといった理由からインプラント治療ができないと診断されたのではないでしょうか?  そのケースに対して、当院ではアゴの骨を補う再生治療を行ったうえでインプラント治療を行います。他院にてインプラント治療を断られた患者様でも、当院であれば治療可能な場合がありますので、一度ご相談ください。