白い歯にしたい!審美治療・セラミック治療の気になる費用は?

歯科コラム COLUMN

ひと昔前は、虫歯の治療をしたら、銀色の詰め物や被せ物(いわゆる「銀歯」)にするのが一般的でしたが、近年では見た目の面や耐久性の不安、金属アレルギーのリスクなどから、審美治療を受ける方が増えています。

審美治療で用いる素材は、より本物の歯に近い自然な色調を出せるうえ、耐久性にも優れているのが魅力です。虫歯の治療後だけでなく、歯の黄ばみや歯並び、歯の隙間を改善するために審美治療を受ける人も珍しくありません。

スワン歯科でも審美治療に関するご相談をいただくことが多くありますが、多くの患者様が気にしているのが、その料金。今回は、審美治療の費用について解説していきましょう。

審美治療にかかる費用の内訳は?

審美治療は基本的に自費診療となります。医院が独自のルールで費用を決められるため、歯科医院によって料金はまちまちですが、以下の内訳で構成されているのが一般的です。

01 診察料・技術料

歯科医師による歯の形成・型どりや、色合わせなど診察の費用です。

02 設備料

その歯科医院が審美治療のために高度な設備機器を導入している場合、治療費に反映されます。

03 技工料

一般的な歯科医院は、素材の加工を歯科技工所(歯科技工士)に依頼しています。経験豊富な歯科医院ほど安心ですが、同じように実績豊富な技工所ほど、詰め物・被せ物の仕上がりは良くなります。

04 材料費

セラミックをはじめとする素材そのものの価格です。

審美治療費の相場は?

被せ物
素材 費用の相場 特徴
ハイブリッドセラミッククラウン 4万~12万円 / 1本 セラミックとプラスチックを混合した被せ物。経年とともに変色するおそれがある。
メタルボンドクラウン 7万~15万円 / 1本 外側がセラミック、内側が金属でできた被せ物。色調はオールセラミックに劣るが、強度に優れている。
オールセラミッククラウン 8万~15万円 / 1本 本物の歯に近い透明感や質感があり、自然な美しさが得られる。
ジルコニアクラウン 10万~20万円 / 1本 外側がセラミック、内側がジルコニアでできた被せ物。透明感・強度があり、ほとんど変色しない。
詰め物
素材 費用の相場 特徴
ハイブリッドセラミックインレー 2万~4万円 / 1本 セラミックとプラスチックを混合した詰め物。経年とともに変色するおそれがある。
セラミックインレー 4万~8万円 / 1本 本物の歯に近い透明感や質感があり、ほとんど変色しない。

新宿スワン歯科・矯正歯科 院長より

たとえば衣服であれば、「安かろう悪かろう」の商品を買ってしまっても、「安かったから仕方ない」「来年また買えばいい」で済むかもしれません。しかし、体の一部になる詰め物・被せ物となると話は違います。数ヶ月で外れたり・欠けたりしたら、また不自由な思いをすることになってしまいます。

審美治療は、精度の高い治療を受けて、少しでも長くきれいな歯を維持していくことが大切であり、そのためには慎重に医院を選ばなければいけません。医院の取り組みや実績はもちろんですが、保証の有無も確認するようにしましょう。もし詰め物・被せ物が外れたり欠けたりしても、保証があれば安心です。長い目で見て満足度の高い治療が受けられるかどうかを、医院選びの一つの判断基準にしてみてはいかがでしょうか。